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映画「借りぐらしのアリエッティ」

「借りぐらしのアリエッティ」、連休中に観てきました。

たまたまその日暴れに暴れて結局お昼寝しなかったハルが8時くらいからこてっと寝てくれたので、いい機会なので義両親にお願いして…。
久々のジブリだし絶対に観に行きたいと思っていたので、よかったーーー!!
まさかこんなに早く観にいけるなんて!!





以下、ネタばれありの感想です。





う、うーーーん…。

感想を一言で言うと、「物足りない映画」って感じだったかな…。
期待が大きすぎたのか、自分の想像していたものよりはるかに世界観が小さいように感じてしまって、終わった時「え、たったこれだけで終わり?」って思ってしまった…。

鑑賞後、「ゲド戦記」の時に近いくらいのがっかり感を覚えたことに自分でもびっくり。
いや、さすがにあそこまでひどくはなかったけど。

面白くなかったわけではない。
普通に、普通~に、は、面白かった。
でも、良くも悪くも「普通」なんだよね…。
少なくとも「崖の上のポニョ」より面白いとは思えなかったかな。

小人の生活感や小人から見た時の人間の世界の描写なんかは「あぁ、監督がここは力を入れたんだな」ってわかるくらいよくできていたけれど、そこだけやって、それだけで終わっちゃってるんだよなぁ。
最初から最後までたいした盛り上がりもなく終わってるし、唯一起こった事件の「人間に知られた」という点もほとんど翔が引き金になってるし…。
(押入れの前に床下を開けるための道具を置きっぱなしにしてて、それが元となって家政婦に小人が見つかるあたりとか「なんじゃそりゃ」って感じだった)

動いている空間、世界も狭いのが物足りなさの原因の1つかも。
ほとんどが翔のいる家の中での出来事ばかりだし。
題材が小人だからわざとそうしたのかもしれないけれど、もっと小人の世界と人間の世界をはっきり描き出さないと、全体的に小さくまとまりすぎてしまうような気がする。
ジブリにしては「日常の中の非日常」を感じるシーンが少ない。

冒険…と思しきシーンもあったけど、ドキドキハラハラが他作と比べて圧倒的に少ない。
アリエッティがちょこまか動くのは面白かったから、そこをもっと見せてほしかったかな。
キャッチフレーズが「人間に見られてはいけない」の割りに目撃者がやたら多いしw
その辺も緊張感がない原因の1つなんじゃないかな。


やっぱり物語の展開が少なすぎて物足りなく感じてしまったのがいけなかったのかなぁ。
私は…あの話の筋、30分くらいでまとめられると思うのだけれども。
どうだろう。

ゲド戦記もそうだったけど、わざわざそこだけを描写しなくていいところを描写しちゃうから尺が足りなくなっちゃってるんじゃないかな。

たとえばゲド戦記でいうと…。
手を縄でつながれて捕らえられたテルーが逃げ出すシーンがあるんだけど、縄から手を抜くシーンから逃げ出すまでの描写が無駄に長い。
観ている側には、逃げ出して走ってるテルーの手に血がついてるのを一瞬だけ見せればどんな風に逃げ出したか十二分に想像できるんじゃないかとそのシーンを観ながら思ったのね。
そういう部分がアリエッティにも多く見られた。


それと、翔の病気が結局大して活かされなかったのも残念。
発作を起こしてアリエッティが助けるシーンが一回くらいあるだろうと思っていたんだけど…。

最初は生きる力をあまり感じない主人公が物語が進むにつれ生き生きし始める話って、最近のジブリに多いと思うのだけれども(ex.「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」…)、今回のアリエッティは終盤いきなり翔が「勇気がわいてきた」と言い出したように感じられてしまって「?」となった。
「アリエッティ、君は僕の心臓の一部だ」って台詞もどこから来たのか…。

台詞といえば、翔がアリエッティに「君たちは滅び行く種族なんだよ」とか言い出したのもいきなりすぎて「?」だったな。
「守ってあげられたら」って思っている相手に何故唐突にそれを言う…??
翔のキャラがいまいちよくわからなかった。
病気で自暴自棄になっているところを表したかったのだろうか。
それとも…??
アリエッティたちが滅びゆく種族だと観客に伝えたかったのかもしれないけど、アリエッティのお父さんが「私たちは生き延びねばならない」って言っているシーンなんかをもちょっと誇張するだけで観ている側にはちゃんと伝わると思うんだけど。
その辺もいらんシーンのように感じてしまったんだよなー。


アリエッティや翔以外のキャラクターデザインや絵柄もジブリっぽくなくてあまり好きになれなかった。
(スピラー除く)
監督が宮崎駿じゃないからあんな絵だったんだろうか?

特にあの家政婦のハルさん。
ジブリの悪役はいろんな深みがあるキャラクターが多いように思えるのだけれども、これは…。
なんかべちょっとしてて、私の中では「ジブリのキャラ」と認めたくないくらい違和感を感じた。
アニメの地獄少女に出てきそうだー、なんて思っちゃったし(笑)。

スピラーもいい感じのキャラなのにたいした活躍がなく終わってしまって残念。
できればスピラーをもっと描くことによっていろんな小人たちの生活を見せてほしかった。

今回は背景もそこまでいうほどきれいには感じれず…。
なんかぼんやりしちゃってるというか、他の宮崎駿監督のものに比べてぜんぜん印象に残ってない。
メリハリがない感じ。


…なんか批判してばっかりだなぁ;

いや、面白くなかったわけじゃないんだけど…。
やっぱり物足りないっていうのが酷評の原因なのかしらん。

題材としてはとても面白かったと思うから、もっと小人の生活とか人間との交流とか、たくさん描いてほしかったなー。

この映画は翔とアリエッティの異種間の淡い恋物語…みたいな感じのことが、主題歌を歌っているセシル・コルベルさんあての手紙に書いてあったのを見たんだけど、恋物語どころか友達になったのかすら「?」ってくらいの交流しか描かれてなかったから…。

最初に翔がアリエッティを見つけるシーン、父親がいない状態でっていう方がよくないかな。
2人がないしょの友達として仲良くなっていったところで、それがアリエッティの両親にばれて…って展開の方が盛り上がるんじゃないかと思った。
…というか、そういう風に進むんじゃないかと勝手に思ってたから、このシーンを観ながら「エッ」となってしまった(笑)。


あ、あと…。

「借り」ってことをやたら強調してたけど、なんていうか…。
全然「貸す」「返す」シーンがなかったのが…。
アリエッティたちのしていることは、結局のところ、か、「借りパク」ってやつなのでは…思ったり(笑)。
人間との交流を描く中でお互いの「貸し借り」が見られると思っていたから、それがまったくなかったのも残念な点だったかな。
「狩り」と「借り」をかけているのは面白いと思ったけれど。


私がもし監督なら、

・翔がアリエッティを見かけた時の反応をもう少し驚いたようなものにする。
 (あまりにあっさりしてて、小人がたいして珍しいものに感じなかった;)
・アリエッティと翔の出会いは父親のいないところで。
 (秘密の友達って感じを出していつばれるかドキドキハラハラ…みたいな)
・絶滅云々の話でアリエッティと翔が喧嘩をするけど、仲直り…みたいなシーンを入れてお互い歩み寄るシーンを作る。
・スピラーの生活を描くことで他の小人たちが生活するシーンを色々入れる。
・翔が心臓発作で倒れるもアリエッティに助けられるシーンを作る。
 (そこで「貸し借り」と「助け合うこと」を合わせて決着つけられないかな?)
・翔とアリエッティが友達になったことが両親に知られ、ひと悶着あるも大団円。
・盛り上がりどころを↑に持ってきて、家政婦のおばさんの下りは削るか、あるとしたら家政婦のおばさんが、例えばお金のためだとかなぜ小人に執着しているのか理由をはっきりさせてから物語に盛り込む。

って感じにするかなー。

もともと原作のあるものだし、私の素人考えで思ったことだから実際にこうして作ったらかなりひどいものになると思うけど(笑)。
こうだったらいいなーって思いながら観てた。


まぁ、今見ると「すごく面白い!」と思える「ハウルの動く城」も、初見での自分の中の評価はめちゃくちゃ高かったわけではないから、何回か繰り返してみるとまた違う評価になるのかも。
今でもCMを見ると「もう1回観たい」と思える映画であることは間違えない。
音楽もきれいだったし。

物足りなかった分、是非続編を作ってもらいたい作品でもある。
その時はもっと小人たちの生活を中心に描いてほしいなぁ。

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Author:ルー
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ルー大柴でもカレーのルーでもありません。

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